
7月26日土曜日に、「あわい読書室」で絵本や詩を朗読する会を開きます。
読書といえば、黙読を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。あわい読書室も、静けさや落ち着きとセットにしているため、自然と黙読される方が多いですし、店主(ゆ)も空間に身を委ねながら、じっと本の世界に入り浸る時間が好きです。
一方で、読書という体験を、「静かに黙読できる人」に限定したくないという思いがずっとあります。
小さな方や、なんらかのハンディを抱える方など、読み上げられる音声を聞くことが読書である方とも、読書できる場所でありたいのです。これは、私自身、視覚にすこしハンディがあることも関心を寄せる理由です。
そして、子どもが生まれてから、私の読書は「読み聞かせ」が中心の日々でした。読み上げる言葉にあわせて、ページをめくり、聞き手(子ども)のリズムと一体になって読む。この身体をつかった読書がとても心地よくて、私が絵本を読みたくて付き合ってもらうこともあるくらいです。子どもは、途中でどこかへいってしまうこともありますが。笑
すこし調べてみると、黙読の一般化というのは、どうも明治以降のようですね。東京大学総合研究博物館のウェブサイト、「明治の声の文化」のページには、明治末でも汽車のなかで乗客が新聞や本を音読する姿は珍しくなかったと紹介されています。そして音読に慣れた人々にとって、黙読は難しいことでもあったようです。
そういうわけで、あわい読書室開設前から、ずっとやりたかった朗読会を今月末にはじめて行いたいと思います。まずはみんなで順番に読みやすい、絵本や詩でやってみます(お好きな本の一節でも大丈夫です)。是非ご参加いただけたら嬉しいです。
📚日時:7月26日(土)10時半から、おひとりずつの朗読が終わるまで。
※参加人数に上限は設けないのですが、駐車スペース調整のため、参加ご希望の方は
•ご来店方法(自家用車/自転車/徒歩 など)
•参加人数(複数人でお車で来られる方は、乗り合ってのご来店にご協力ください)
をDMでお教えいただけますと幸いです。
※読む絵本や詩は、読書室のものを選んでいただいても、ご持参いただいても構いません。ただし、政治•宗教•商品の布教宣伝目的のものはご遠慮ください。
📚参加費:18歳以上の方おひとり1000円(ドリンク付き/おやつご希望の方は別途ご注文いただけます)
18歳以下の方は無料です(ドリンクご希望の場合、個別にご注文ください)
皆様のご参加を、心よりお待ちしております。
店主一同